Windows11のバージョン22H2ではいくつかの不具合が発生しており、今回中原区のパソコン修理デジタルサポート武蔵小杉では、いくつかの例を上げていきます。

・22H2へアップデート後、ファイルコピーのパフォーマンスが低下してしまう不具合
22H2で、SMB経由で比較的容量の大きいファイルコピーを実行すると、速度が大幅低下してしまう「KB5017389」

・22H2へアップデート後、日本語が文字化け
ブラウザを利用する時に文字化けが発生し日本語入力が出来ない状態になってしまう
→ESETのセキュリティソフトを導入しているパソコンで不具合が発生しているとの事で、【設定】→【セキュリティツール】→【インターネットバンキング保護】→【歯車マーク】→【設定】→【キーボード保護チェック】を外す事で解決出来るという事のようです。
それ以外の場合は、21H2へダウングレードする事で解決するとの事です。

・22H2へアップデート後、WindowsHelloでサインインする事が出来なくなってしまう
顔、指紋、PINを利用したサインインが正常に機能しなくなってしまう不具合という事ですが【KB5017389】によって既に修正されています。

・22H2へアップデート後、プリンターで「既定の設定」以外への変更が反映されない
一部のPCでプリンターへの接続が既定の設定から変更出来ない不具合があり、プリンターを手動で追加しようとするとネットワークプリンターが見つからず「0x00000bc4」エラーが起きるとの事
→【プリンタードライバーを再インストール】する事で解決するようです。

・22H2でアップデート後、【0x800700b7】エラーが発生してしまう
プロビジョニングパッケージを操作すると【0x800700b7】エラーが発生して動作しない不具合との事です。
→22H2にアップデートする前に、Windowsデバイスをプロビジョニングすると、不具合が回避できるとの事です。

・22H2へアップデート後、リモートデスクトップ接続しようとするとフリーズしたり、TCP接続ができなかったり、切断されるなど、接続に関する不具合が発生してしまう
→レジストリからUDP接続を無効にする事で一時的に回避が出来ます。
1. レジストリエディター([Windows] + [R]キーを押して『regedit』と入力してエンター)を起動
2. キー【HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\Terminal Services\Client】へ移動して、右側で右クリックして【DWORD (32 ビット) 値】を選択し、【fClientDisableUDP】を作成
3. 【fClientDisableUDP】をダブルクリックして、【値のデータ】を【1】にして【OK】
その後、パソコンを再起動します。
不具合がもし修正された後は、【fClientDisableUDP】を削除するか、【値のデータ】を【0】にしてください。これで再びUDPが有効になり、パソコンが修理されます。
もし、上記方法が上手く行かなかった場合や、UDPを無効にしたくない場合は、Windows11 バージョン21H2へと戻すことでも本不具合は発生しなくなります。

大型アップデートにつき不具合が多いですが、もし上記以外にもアップデート後に不具合が生じたりしてパソコン修理をしたいなと感じましたら是非中原区デジタルサポート武蔵小杉へご連絡頂ければと思います^^)